原子力は必要ですか?とか阿呆か

そういう事は自然エネに画期的な技術革新が起きてから言え。
現状の日本の産業構造と国民生活水準を維持するには不可欠だ。
70年代水準までレベル落とせば大丈夫だ?
寝言は寝てから言え。
ITインフラ、産業構造、気候環境、人口、何もかも70年代とは違いすぎる!
単純に巻き戻せば済むなんて簡単な問題じゃない。
第一日本が原発を必要とした理由は利権の為なんぞじゃない、利権は後から発生した物だ。
必要としたのは高度経済成長真っ只中だった産業界であり、ひいては国民だ。
つまり国民が求めたエネルギーだ。
それに対する一番現実的だった答えが原子力だった。それだけの事だ。
この答えは2011年現在でも変わりはしない。
風力、地熱、潮汐力、太陽光・・・。
自然エネはどれ一つとっても現状では到底恒常電力供給源には成り得ない。
それらが束になっても原発一施設分のポテンシャルにすら適わない。
しかも、その中で辛うじて24時間安定した出力を出せるのは地熱ぐらいの物。
といっても精々水力程度の出力故、火力並の生産力を出すには数倍の施設数が必要になる。
潮汐力は太陽光や風力のような出力のムラは少ないが、出力が小さすぎる。
将来的な夢とされる宇宙太陽光は送電が最大の問題となる。
現状の技術と計画では人体に影響の無い周波数で送ろうとすれば、原発一基分(100万kW)に10km四方の受電施設が必要となるという。
国土のだだっ広い米豪露中ならともかく、平地の少ない日本ではあまり現実的な数字ではない。
何れにせよ、当面最低でも20年は原発の代替が出来るエネルギーが実用化できる見込みは無い。
つまり、現状ある一番合理的な技術を使い続けるのが物の道理という事だ。
現状の火力発電の電力生産率を知っているか、関電管内だったかな、前年比138%だそうだよ。
車のタコメーターに何故レッドゾーンなんてあると思う?
エンジンは回そうと思えばレッドゾーンなんて幾らでも振り切って回せるのさ。
ただし、その先に待つのはエンジンブロー(故障)だ。
つまり、無茶させすぎだろって話だよ。