面白すぎる自衛隊の体質w

昨日29日の産経新聞に載っていた記事だが、あまりにも

面白すぎて家族一同で大爆笑になってしまった。

それは『自衛隊そろ〜り始動?統合運用』という記事である。

具体的な内容は何かというと、自衛隊は来年3月から陸海空の三自衛隊

指揮・命令系統を一元化、統合運用するというものだ。

具体的には今なお続くイラク派兵などの米軍との共同作戦や国際活動における

米軍や国連軍などとの「距離」を近づける為の「統合運用」である。

「あれ、自衛隊って皆同じ規律規格じゃないの!?」と思われる方も多いのではないだろうかw

そう、実は陸・海・空どの自衛隊も皆それぞれに地図や用語から

ヘリ離発着の誘導サインまでありとあらゆる事がバラバラなのだw

その記事の中で陸海空それぞれのしきたり、習慣などの違いをいくつか

リストアップした表が載っていて、そこに面白い記述があるのだ。

まず国旗降下時刻が「陸・空自は午後五時」「海自は日没(海上作戦だからか)」であったり、

数字1・2・3の読み方が海・空自は「ヒト・フタ・サン」に対し陸自は「ヒト・ニ・サン」。

使用する主な地図は陸海空すべてがバラバラで陸自は「2万5千分の1、5万分の1」、

海自は「海図(コレは致し方ないがw)」、空自は「50万分の1、25万分の1」である。

隊員の必須体育も陸自徒手空手」、海自「剣道・柔道」、空自「銃剣道」と

全てバラバラでまったく統一性がないw

その他は大体海・空自と陸自という違いが色々あったりするが、基本的に

海・空自は日米共同対処を念頭に基本指示や命令は英語なのだが陸自だけはちがうのだw

陸自は米軍主導で誕生したにもかかわらず、もっとも英語と"疎遠"なのである(爆

そのため無線での連絡ではこうなる。

「(海・空)Alpha(αチーム)、This is Bravo(βチーム) over.」(コレはBがAを呼ぶ時)

了解は「roger(ラジャー)」、終了時は「out(アウト)」である。

これが「(陸自)アルファーこちらブラボー送れ。」、「了解」、「終わり」となる。

このほか海・空自では当たり前のように「ASW(対潜水艦戦)」や「ACM(対空中格闘戦)」など

といった英略語を多用しているのだが陸自では日本語対応である。

そのほかコレは素人の当方ですらかなり危惧を覚えるものがヘリ離発着サインである。

陸自は昼間は「旗:右手赤・左手緑」、夜間「ライト:同上」だが海自は昼間が

「旗:右手[緑]・左手[赤]」、夜間「ライト:同上」でありアベコベであるw

空自に至っては昼間「素手」、夜間「ライト:左右赤」である(^^;

そのほか笑えるネタでは宴会の呼称が陸自は「団結会」、海自「別会」、

空自は普通に「飲み会」であるw

極めつけの違いはなんといってもその組織の特徴を表す「標語」の欄だった。

陸自は「用意周到・動脈硬化」、海自は「伝統墨守唯我独尊」、空自は

「勇猛果敢・支離滅裂」…

くっくっくっくっくくはっかっかっかあははっぁははははは笑泣き

いくらなんでもコレは笑えるw(^^;ヒィヒィ

用意周到だが動脈硬化てw…また伝統遵守じゃなくて墨守!?


その上唯我独尊てあ〜た(まあこれは旧海軍の体質そのまんまですワナ)


極めつけはコレだ、空自の支離滅裂!!

なんで支離滅裂なのかよくわからん!!(爆

しかし自衛隊の体質は旧帝国軍からそのまま引き継がれているという事を考慮すれば

これはほぼ理解できる話だとも言えるw

かつての帝国軍は陸軍と海軍に分かれていて、空軍は無く飛行機は陸軍航空隊、

海軍航空隊と二軍それぞれが管轄下においていた歴史がある。

そして陸軍と海軍は昔から仲が悪いw

それは太平洋戦争中も陸軍は伝統を重んじ(性質上地上戦、上陸戦が主)比較的「古風」で

精神論が色濃い(海軍のように整備が戦力の優劣を占める割合が大きくないせいもあるが)

のに対して海軍は海戦が主である為作戦立案や兵装(戦艦や空母、艦載機による攻撃)と

伝統遵守ではあるが比較的インテリ層が多くまたインテリ志向である。

そのため陸軍と海軍間では作戦や思想の対立による衝突が絶えなかったという。

その負の遺産がそのまま自衛隊にも残っているということが上の標語に見て取れるw

しかし、それにしても伝統を重んじすぎて動脈硬化に唯我独尊、勇猛果敢だが支離滅裂って

あ〜た、陸自君も海自君も空自君も、

誰一人としてマトモに人の話聞かね〜のばっかりかオイ!(爆

というような会話で我が家族一同大爆笑しておりましたw