APPLE SEED エクスマキナ……orz

DVD借りれて見られたんですが……これは残念だ、残念すぎる。
私、今回始めて原作レイプという言葉を実感してしまいましたorz

本当に、コレは酷すぎた。
まずキャラ、ストーリー、脚本、演出、設定、ドレを取っても余りに原作を無視、破壊しすぎている。
泣けてきたー、いや、涙も出ないけど。寧ろ乾いた笑いしか出ないw

涙の出ない泣き笑いですw

エクスマキナはどう見ても『カップめん』です。
士郎正宗の「アップルシード」という、素材として一流料理が出来そうな素晴らしいモノを使って、出来上がったのはなんと『カップめん』だったという酷いオチorz

士郎正宗ファンなら啼きますぜ!(苦笑


ヤケクソになってネタバレ突込み開始!!
作品を自分で一から見たいって人は要注意、ここから回れ右して帰りましょう!!!(爆









まず、主人公の二人である。
デュナンとブリアレオスの二人の性格の改変が余りに酷すぎる。
思考回路がお粗末すぎるにも程があるw
製作者は原作読め!!(爆

第一、前作(APPLESEED)の二人とも性格が違って見えるじゃないか!!!(核爆
そのくらい一致させとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!\(`Д´;)/

デュナンは多少無鉄砲に突っ走る所はあるが、ちゃんと考えて行動するし、きな臭い動きが有ればその裏を推察するぐらいの洞察力や思慮分別は持っているキャラです。
ブリアレオスは常に周囲の情勢に気を配り、常に自分とデュナンに危険が降りかからないかに細心の注意を払い、当然目の前に見えている情勢から全体、背後で動いている勢力にまで警戒する慎重な頭脳派です。

それが……アレは一体何だ!?

安っぽいバカップル宜しくおペアのクロノグラフだとかチープな昼メロよろしく「たとえ世界が終ろうがお前を護る」だとか……(^^;
色ボケは元(原作)からしてますが、ここまで酷くないwww
それに簡単に上司には噛み付く、口は悪い、全く考え無しの無鉄砲行動w
ブリ(ブリアレオス)もブリで正直原作の彼とは似ても似つかない無鉄砲(^^;
第一ブリはバックスである以上に本来は狙撃手だったはずですが。
ナンダあのバカ二挺拳銃はwww


さて、キャラで腐った後ですがお次はシナリオ、ストーリーでもう一腐りw
さあネタバレ全開ですwww

まず、今回のはどう見ても何処かで見た事が有る様な、既視感バリバリな筋書きを幾つもゴテゴテと無理矢理くっつけたかのような酷い物でした。
最後なんてアレどう考えても『ボーグ』だし(爆
誰だよスタートレックのアレからネタパクったのwww

ハトの設定にしたって、ほんと取って付けた様などうでもいい設定で、そうである必要性なんて微塵も感じられないw
なにかって?
全世界に空前のヒット作となった「脳波干渉型のインターネットツール」とやらに、人々を狂わせる「異常電波(w)」を出す発信機として出てくる訳ですが、それがワザワザ白いハトを模して仕込む必要性が全く無いwwwwww
寧ろ事前にでもオリュンポス内の動物監察局とかそんな研究施設で研究者達が「最近妙に鳩の数が増えているが、何故だろう?」的な発言でもしたり、それに関するレポートを提出していたりと、何処かで誰かが誰にも気付かれず工作を完了させていた節を匂わせるような演出でもしてやればよかったのに。
偶然打ち落とされた鳩が機械だったと判明したりと、あまりにご都合主義的パターンが多すぎw

その鳩のだす怪電波で一体黒幕が何を目論んでいるかと言うと、コレが余りにもありきたりすぎる極端思想w
それは何かと言うと、そのものずばり「統一人類」wwwww
よーするに洗脳集団統一化です、並列化ですwwwwwwwwwwwwww

ホント、それ何てボーグ?ですよ(^^;

「抵抗ハ無意味ダ。オ前ヲ“同化”スル」(爆
ああ、そういえばコッチの二番煎じエセボーグは同じ思想で単純に同化できない者は排除する、というお粗末で性質の悪い物でしたなw
何が何でも同化しようとする執念の無い劣化ボーグだ(^^;

終盤のランドメイト(人の乗るロボw)戦にしても、どう見てもありゃマトリックスだwww
マトリックスにツイこの間見たベクシルのバグを足して2で割ったようなシチュエーション。
まあ元々マトリックスでも無数の機械クラゲ達がノヅチの如く蛇みたいに固まって襲い掛かってくるシーンはあるし、殆ど違いなんて在りませんが。
それに戦闘シーンなんて殆どマトリックス最終章の砦攻防戦そのまんまwww

二番煎じもいい加減にしろとwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

最後も最後で、エセボーグと化した統一電波の原因となった女研究者「ザンダー(だっけ?)博士」を止めるシーンにしても。
即行触手コード(最近もうデフォだなw)に巻きつかれピンチになったブリ達、突然ブリが「まだザンダー博士の人間としての良心が残っている“筈”だ!!」とか余りにドラゴンボール的とってつけた安直なセリフを吐きますw
そのご都合な突破口を頼りにデュナンが物理的にサイボーグ用対ハッキングウィルスアンプルを強引に打ち込むという(^^;
まあその打ち込みに行くシーンが見せ所なのは判るんですが、その手前の導入部の説得力をもうちょっとナントカできなかったかオイw
もう少し手前のあたりでまだ博士に自我が残っておりシステムに対して抗っていると取れるようなプラントの動きとかをさり気なく差し込んでおくだけでもブリが博士の自我に気付くフラグとして十分なのに。
そういったささやかな「造り込み」が全く無いというのが全体的なストーリーの質を下げまくっているように思えます(^^;

あと、どうでも良いことですが、プラダプロデュースとかいうデュナンのドレス?
アレどうやねん? 正直微妙すぎましたわ。なんだあの幼稚園の演芸会みたいなスカートと妙な被り物は(^^;
残念ながら外人さんの感性は私には理解できなかったらしいwww


他にももう突っ込みどころ満載で、というか突っ込みどころしかない映画です。
余りに酷すぎる。


最後に……
やっぱりジョン・ウーは要らなかったなと!!!!(爆
もうしゃしゃり出てこないでおくれw