8月6日だからという訳ではないが…

シリアナ 特別版 [DVD]

シリアナ 特別版 [DVD]

>>雪音 「うっタイトルからしてディープでヘヴィな内容全開っぽいなぁ(不安」

よく気付いたの〜w
その通り、今回のネタはその重さ深さ共にウチの家族全員一致で圧倒されたものだ。

>>雪音 「あうぅ、そんな重そうなのできれば遠慮してほしいです…まったくもぅ」(´`;

無理w大却下!!(爆
では本題に入るぞ、お題は今日(6日の話)見た映画(レンタルしてきた)「シリアナ」というヤツだ。
間違っても変な想像するなよアホな思考の持ち主たちよw
決してヤ○イとか同性愛とか一切無縁の、というかそんなモン持ち出す余地も無いほど厳しく無常な現実を思い知らされるぞ。

>>雪音 「速攻でそんなオチを考え付く貴方もどうかと思いますが…」(ーー;

内容はあるCIA局員の自伝によるものを元に架空の出来事、架空の設定で起こした物語らしいんだがな。
内容があまりに「生々しい現実味」を帯びていて、コレは事実を根底に持っているとしか思えない作りになってたよ。
この映画は凄い、最近まれに見る「凄い映画」だこれは。
コレだけはワシなにもケチつけん。つけようもない。つうか一度見ただけじゃ大筋しかワカリマセンw
や、大体のところは判るしそれでも良いんだけど、それ以上を知りたくても何度も見るにはあまりにも「疲れる」のだw
…もうとにかく凄い、凄すぎるほどリアルで現実味が有りすぎて、それゆえ映画全体が途轍もなく深くて重いのだ。もう底なし沼のように。

>>雪音 「貴方をしてそこまで謂わしめるとはw
自身が「底なし沼みたいに深い人」といわれている程なのに」

むっ何か大変失礼なことを言われてるような気がするが、まあええわこの際w
内容はネタバレさせなきゃ判らんほど複雑で難しい映画なので割愛するが、コレを見てこの映画の凄さを理解できる人はそう多くないかもな・・・近頃は皆人間が薄っぺらくなっちまってるから。

>>雪音 「ぅわっまたさり気に人間批判する、その態度が人を寄せ付けないというのに(悲哀」

かましぃ、ワシャ内心本気で嘆いとるのだ現在の日本人の体たらくを。
初めに言っておこう、この映画に救いは無い!救いどころか落とし前も無い!当たり前だ、現実はこんなもんだ。
否、現実はこんなもんじゃないだろうもっと無常でやるせなく、また呆気に取られるほど単純でありながら大勢にはどうしようもなく無力であることが事態を難解にさせる。

>>雪音 「具体的にはイラク戦争後の中東の、石油利権を巡るアメリカと石油資本、対する石油王達の思惑と動向の話ですね」

そう、あまりにもタイムリーなネタだが、この話は基本的に物語の王道パターンとはかけ離れすぎているので勧善懲悪とか、ご都合主義とかは一切さしはさむ余地は無いと思って間違いない。
ややネタバレになってしまうが説明上どうしても登場人物たちの立場とかはバラさざるを得ないw
この映画には大きく三つの流れがあり、それぞれが共通した大きな奔流の中で流れているのだが、それぞれが独立して流れ続け、またほとんど交わることもなく3つが互い違いに登場するので見ている側はそれだけで事態の理解に苦労するw
それぞれの流れはまず米国政府、つまりCIAの動向、2つ目はアメリカの石油資本、つまり大企業の動向、
そして3つ目はイラク戦争後もインフラ整備もされずただ油を採掘されるだけの自国を憂う石油王の動向。
そして物語の登場人物たちはもう一つややこしい立場であったりする。まずCIA局員で中東情勢の生き字引だが石油資本の思惑に翻弄される工作員、ビジネスアドバイザーとして戦略を立案することになり中東情勢に足を踏み入れるエネルギーアナリストの男、大手石油資本同士の提携のおり不正を犯す企業家達とその臭いを嗅ぎ取って動きはじめる“弁護士”、米という大国の意のままに採掘されるだけの自国と民を憂い米の思惑を脅かす行動にでる石油王の長男、と、どれも一筋縄にはいかない人物ばかり。
正直、この映画の組み立て方は実際にこんなことがあったのではないかと感じさせてしまうほど圧倒的な説得力を持つ。ドキュメンタリー風な映像の作り方なのでそう思う部分もあるがそれだけでここまでの本物感がだせるだろうか?

>>雪音 「映像の作り方はとても真摯で、過ぎた誇張やええカッコしいなでしゃばった撮り方は無くて好印象がもてましたね」

うむ、だから絵的には決して派手さや豪華さは目立たないんだが…

>>雪音 「あの映像を見てそれがどれほど力を入れて綿密に創られた凄いものか判る人は相当の通でしょう(苦笑
普通はサラッと見てああそうですかってなモンです(^^;」

そうだ、そうなのだぁ。それが当方最も悔しいことの一つでもある(奮

>>雪音 「コレが名作だと思える人は世の中の仕組みをある程度理解してる達観した人だけなのでは…」

普通の人にはワカランというのかぁ(ハァ
現実にはコレにまた全然流れには関わらないが絶対にハゲタカファンドどもが群れなしてドコに投資すれば儲かるとかあれは潰せるとか腹黒い算段かまして暗躍しまくってるんだがな

>>雪音 「そんなこと巷でカラオケだの合コンだのにいそしんでるフツーの人にはワカリマセンってw」

ソレがない分まだこの話はシンプルにまとめられているほうだと思う。おそろしや。

>>雪音 「それより、もう一つ題材があったんでしょう?でももう大分書きすぎてますよ(苦笑」

うお、しまった。Nスペで劣化ウラン弾の危険性報告番組があったのにw

>>雪音 「そっちの話進める余裕もう無いですよ、書く時間も…ハァ」(ため息

む、仕方ない。まあこっちは今更語るまでも無いって言っちゃあしまいなんだが。
要はやっぱりおっそろしく危険極まりない極悪兵器だということが白日のものとなったというだけだ。

>>雪音 「あいかわらず貴方という人は、そういうモノにしか興味しめさないんですね(呆」(−ー;