士郎正宗氏は凄い!(未来予測)

■ポセイドンインダストリー(大日本技研)に見る日本の未来の可能性


さて、先日ヒカルさんとのMSNメッセ会話にて浮上したネタをやっちまおうと思います!!(ドドン

>>雪音 「えーっ本当にやるんですかぁ!?(´A`;」

やるったらやる。決定事項である!

>>雪音 「うーっやだなあ、そんなにしたきゃ一人でやっててください。私はちょっと用事がありますのでーw」

あっコラ何処行くねん(・・;

>>雪音 「代役頼んどきましたからご心配なくーw」

>>沙織 「はいはい、困ったもんねあの子にも」(^^`;

む、沙織に代役頼むなよ…仮にも看板娘だろうに。

>>沙織 「まあボヤかないボヤかないw
で、ポセイドンインダストリーがどうかしたの?」

いや、話はヒカルさんと日本の未来はどーなってるだろねえと話してた事に始まってね。
日本は今少子高齢化とか年金破綻とか国際問題がどうとか色々言われてるけど、まずさしあたり一番大きな問題として食料問題がね、あるんだよ。

>>沙織 「なんで?日本は飽食だって言われてるじゃない?なんて一般的な反応をしておいてあげるw」

今当面は確かに飽食とまで言われるほど食料は満ち足りてるが、ソレも良くて後20年くらいの話でね。
なぜかって言うと現在日本国土の食料自給率は約40%程度でしかなく、大部分は海外からの輸入でまかなっている。
その輸入元が近い将来軒並み生産不能に陥るんだわコレが。

>>沙織 「全く生産出来ない状態になるってこと?」

その通り、今現在の世界で主な食料輸出国といったら何処だ沙織?

>>沙織 「そうねー、大きな国で挙げるとしたらまずアメリカ、中国、インド、フランスとかかな。
あとは大小様々だけど南半球の熱帯諸国かしら」

それらが基本的にどんな農業生産方法をとってるか判るかな、大部分は田畑に必要な“水"を地下水などで賄っているのが現状だ。
つまり水は汲み上げっぱなし。すると何が起こる?

>>沙織 「当然涸れるわね。地下水だから雨が降れば戻るでしょうけど戻るより早く枯渇させてしまうと水脈が失われて地盤沈下もするし余計水がたまりにくくなる・・・そうか、言いたいことはソレね?」

そう、今世界中で地下水耕作が行われているが、その為既にアメリカやインドの主要な農業地域で地下水資源の枯渇が問題になってるのよ、情報は無いが当然中国だって同じだろうな。
ちなみにアフリカ大陸側に多い焼畑なんかは水以前の問題であれは2〜3年で土が痩せてしまうので森林を焼いては広げをただただ繰り返す再生なんて無縁の農法であり論外な。
元々不毛の荒地でも水を無理矢理引っ張って来れれば立派に農地に出来るんだよ。
干乾びるほどだ、日照の問題は全くないような土地ばかりだから。
だから拡大する食料需要に呼応し安易に広大な土地を開拓できる地下水耕作が世界中に広がった。
インドが10億もの人口に対し食料自給率ほぼ100%なんていう数字を出せていたのはそれが理由。
ところがその食料生産に陰りが見え出した。地下水が出ない農地が増えてきたのよ。

>>沙織 「際限無しに水をじゃんじゃん汲み上げれば涸れるのも当然ですからね」

その結果どうなる?農作物には家畜の飼料になる牧草やとうもろこしなども含まれるんだから当然牧牛やその他畜産業にも生産力低下が現れる。

>>沙織 「農作物だけじゃなく畜産物、肉類から乳製品などの加工製品まで全部にダメージがくるのね」

そう、言ってみれば海産資源以外全て。
それらがどんどん価格高騰、そうなれば経済の根幹からひっくり返る。なんたって生命に関わる最重要事項だからな。
石油だの貴金属だの宝飾品だのよりよっぽど重要な根本の経済資本なのよ。

>>沙織 「じゃあ大部分を輸入で生活してる日本は大打撃ね。」

そう、ソレこそ国がひっくり返る。
だがそこで日本が取れる道がある、いや日本だけが取れる道程かもしれない。
それは技術で生き残ること!知っての通り日本という国は世界的に1,2を争う工業、技術立国だ。
その技術は海水を真水に変えるプラントぐらいワケもないし、バイオテクやナノテク、インフラ整備などソレこそ国を作る技術にかけちゃ世界一だ。

>>沙織 「そっか、伊達に戦後60年で焼け野原だった国を立て直したわけじゃないものね」(^^

そうなるとこの先日本がとるべき道は技術大国、それもそのテクノロジーで商売をする企業集合体的な枠組みになるんじゃないかとね。
国家政府が機能をなさなくなる事態になったりしたらもう確実にね。
そこで士郎正宗氏のポセイドンインダストリーだw

>>沙織 「ポセイドンインダストリーねえ」

ポセイドンインダストリーっていうのは士郎正宗氏のマンガの世界観に登場する超多国籍企業複合体、その名も「大日本技研」。
名前の通りこのポセイドンが存在するのは今の日本の位置、「攻殻機動隊」の中ではまだ巨大多国籍企業として国内にあるだけですがそれから200年ほど未来の「アップルシード」では日本という国家が消え去り、ただ「ポセイドンインダストリー」として超巨大複合企業集合体とでもいうべき「企業体」になってます。
このポセイドン、とにかく技術と名の付く物は全て、最先端技術のほぼ100%を担い、戦争の最中も商売だけを主軸とし「死の商人」みたいなモノでもありますがソレ故侵略されない一つの企業勢力となってます。

>>沙織 「技術を売り物として、生産物を売るものからその技術力でサービスを行う商売まで、衣食住からインフラ、軍事に至るまで全ての科学技術、生産技術を持っていたらそれは凄いことよね。
で、日本はソレになれると?」

なれます!今でも十分にね。

軍事の方面はただ表立って出来ないしで進んでないように思われるかも知れないけどドッコイ今の軍事技術なんて電子機器と半導体のカタマリよ、日本の技術で、製品でミサイル飛んでたりするのよwww

>>沙織 「ただ作らないだけ、作ろうと思えば原爆なんてシンプルだから日本の技術力ならすぐ作れるのよね、その他兵器も同じw」

そういうこと、航空技術だけはアメリカがブラックボックスを頑なに秘密にし続けてるから日本は遅れてるけどね。
まあそんな訳で士郎正宗氏の先見の明は本当に凄いなとw

>>沙織 「今でもサイボーグ儀体なんかがどんどん進化してきてるし、何よりその制御技術として脳からの信号で直接動かせるところまできてるのは驚きましたね」

脳マシーンインターフェイスね、そのうち電通まで出来るようになるかもね。
攻殻機動隊の年代設定は2030年ごろ、20年もあれば十分にあのくらいまで進化してる可能性はある。

>>沙織 「ホント、凄い未来予想能力ですね。よっぽど博識でないとここまで近い想像なんてできないよ、敬服します」

まあ言いたかったのはソレよ、日本が進める道はポセイドンかもしれないよと。
ソレを10年以上前に考えだしていた士郎正宗氏をワシは尊敬しておりますよとw
にしても何気に口調が丁寧になってきてるな沙織w

>>沙織 「アタシも本来はこうなんですけどね。育ちは良いんですよ?w
まあ人生楽しめる事は楽しまなきゃ損だって悟ってからは肩肘張らず物腰柔らかくなっただけw」

雪音にその辺レクチャーしてやってくれw

>>沙織 「それは貴方の仕事でしょw」

>>雪音 「ふあぁ、眠い、もう三時じゃないですか。
そろそろ終わりましか所長?」

>>沙織 「お、真打ち登場かなw
やっぱ最後はこの子に絞めてもらわなきゃね?w」(ニッコリ悪魔

ってこら何だその笑みは!何を考えてるのかねキミは!?

>>沙織 「ほら雪音ー、所長が貴女のこと堅物で困るってさw(しれっと」

わちゃっ何をコラ!

>>雪音 「なっ!?失礼な、大体所長がいつもだらしないしデリカシー無いから怒ってるんじゃないですか!!
ちょっとスマキになって反省してクダサイ!!(ギラリ」

今度はスマキかいっっっ!?!?!?!?  ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーァァァ…(南無